前橋商工会議所青年部「緑水会」創立45周年記念

ごあいさつ

 この度、前橋商工会議所青年部「緑水会」は創立45周年を迎えることが出来ました。これもひとえに前橋商工会議所、行政諸機関、並びに関係各位のご支援とご協力の賜物であると心より感謝申し上げます。
 また、この節目の年を迎えるにあたり、今日まで長きに亘り、緑水会の歴史と伝統を築き上げ、継承してこられたすべての諸先輩方に改めて敬意を表すると共に、心より感謝の意を表したいと思います。
 さて、一昨年から続いております新型コロナウイルスの蔓延は、人とモノの移動を大きく制限し、社会経済活動を世界的規模で停滞させる事態となりました。現在、日本経済は先進国を中心としたワクチン接種の進展や海外経済の回復にけん引され緩やかな復調傾向を示しております。しかしながら、社会経済活動の正常化に向けた性急な動きやロシアのウクライナ侵攻に端を発する世界情勢の混乱は、国際的なサプライチェーンの混乱や業種間における業績格差など新たな課題を生み出しており、急速に変化していく社会経済環境に迅速に対応して行くことが我々青年経済人に求められている様に感じております。
 いま、企業を取り巻く環境は未だ先行きの見えない状況となっております。このような時代において山積された課題に対処してゆく為には、共通の課題認識を持つ会員相互間での協力、連携、情報共有などが重要であり、正にその役割を担っているのが「出会いと学びの場」を提供する緑水会であると確信しております。
 本年度、掲げさせていただいた、『 万里一空 ~未来に続く今を創る~ 』というスローガンのもと、多くの諸先輩方が築き上げてきた緑水会の歴史と伝統を継承しつつ、コロナウイルスとの闘いの中で模索してきた新しい緑水会活動を引き継いで行く形で将来の環境に適応した持続可能な組織運営を目指して行きたいと思っております。
 最後に結びになりますが、会員メンバー並びに関係各位の今後益々のご発展を心より祈念申し上げますとともに、更なる緑水会へのご理解、ご協力をお願い申し上げ、言葉整いませんが私の挨拶とさせて頂きます。
 今後とも「前橋商工会議所青年部・緑水会」をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

前橋商工会議所青年部 代表幹事 荻野 純一

45周年を迎えて

 前橋商工会議所青年部緑水会はこのたび、45周年を迎えることができました。これもひとえに、関係各位のご支援、そして先輩会員の皆さまのご指導とご協力によるものです。お支えいただいた皆さまに感謝を申し上げます。
 緑水会は、昭和52年6月4日に産声を上げました。以来、地場企業・事業者の交流の場として、そして地域貢献の実行部隊として活動を続け、地域経済を牽引する人材を多く輩出してきました。先輩方が築かれてきた歴史と伝統の重みに、あらためて敬意を表します。
 さて、私たちを取り巻く環境は、世界レベルで大きく変化しています。新型コロナウイルスの感染拡大は、ワクチン接種などの施策でいくぶん落ち着きを取り戻しているものの、新たな変異株の発生など、依然予断を許さない状況が続いています。
 今年に入っては、ロシアによるウクライナの侵攻が始まりました。目を覆いたくなるような惨状が連日報道されています。さらには物価高や約20年ぶりの円安水準も重なり、家計、そして地場経済への影響が心配されております。
 私たち緑水会の活動も、コロナの影響で大きく制限されました。最大のイベントである前橋まつりは、2019年の台風に始まり、20年、21年のコロナと、3年連続で開催できない前代未聞の状態が続いています。会員同士が顔を合わすこともままならず、緑水会とはいったい何なのかと、存在意義を再考することもありました。
 しかしこのコロナ禍の中、誰一人として退会することがなかったことは、われわれの連帯の強さの証であり、緑水会のすばらしさをあらためて認識する機会となりました。私たちは、このことを自信に変え、築かれてきた歴史と伝統を継承しつつ、時代に即した緑水会にトランスフォームさせていかなくてはいけないのです。
 荻野代表幹事は今年度のスローガンを「万里一空~未来に続く現在を創る~」と定めました。万里一空とは、目的、目標、やるべきことを見失わずに頑張り続けることを意味します。社会の先行きが不透明な中であっても、われわれは目標を見失うことはありません。先輩から受け継いだバトンを手に、地域社会への貢献を絶え間なく続けるとともに、自分たちも経済人として成長していく所存です。
 最後となりましたが、皆さまのますますのご健勝とご多幸をお祈りし、今後も緑水会への一層のご支援とご協力をお願い申し上げまして、45周年のごあいさつとさせていただきます。

創立45周年 実行委員長 河島 優樹

創立45周年記念大会